kintoneアプリデザインスペシャリスト 勉強記

kintone

アソシエイト試験↓に引き続き、アプリデザインスペシャリスト試験の勉強記です。

kintoneの認定資格は段階がありまして、1つ目のアソシエイトは基本資格、次の段階としてアプリデザインスペシャリストとカスタマイズスペシャリストの2つの試験が用意されています。
また、今年のCybozuDays2021でもう1つ上の資格も発表されました。

kintone認定資格の種類について
認定資格は、専門分野やスキルレベルによって4段階6種類に分かれており、アソシエイトから順に上位資格を取得していきます。

上位資格は2種類ある

上位資格は「アプリデザインスペシャリスト」と「カスタマイズスペシャリスト」の2種類あります。

私は、上位資格はまずアプリデザインスペシャリストを選びました。これはkintoneを使って業務改善を行っている人向けの試験と言えます。アソシエイトは基礎的な知識が必要なのに対して、アプリデザインスペシャリストはもう少し踏み込んだ、実際の業務でありそうな場面を例に取った問題が出ます。

上位資格は勢いで取ろう

もちろん、上位資格ですから、基礎となるアソシエイトの知識は持っている前提です。さらっとアソシエイトの内容が出てきますので、もしアソシエイト試験に合格したのなら勢いで上位資格も取るように頑張った方がいいです。

問題集はない

アソシエイト試験に関しては、公式の対策本がありましたが、アプリデザインスペシャリストにはそういったものはありません。唯一、資格紹介ページに5問だけ練習問題が載ってます。これでなんとなくの雰囲気を感じ取ってください。

出題の傾向と解き方

残念ながら細かい内容は全く話せません。(そういう決まりです)
ですが、問題の内容に触れない程度に私が実施した解き方だけ紹介しますね。それくらいならセーフかな?

今後、出題傾向が変わることもあるかもしれませんが、今のところは大問ごとに小問題5つずつが出題される形です。なので5問は同じ業務改善案件についての設問となります。練習問題もそうなってますね。
大問の内容説明がまず理解できない場合は、丸々後回しにした方がいいです。私は圧倒的に時間が足りないと感じましたので、少しでも迷いがある問題は飛ばして、まず一通り問題を見ることをオススメします。
だけど、見るだけを先にやっても結局時間が間に合わないので、解けそうなものは積極的に解いて、迷ったやつは後回し、という風にするといいと思います。

アプリデザインスペシャリストも1回落ちた

アソシエイト合格後、その熱のまま勢いで受けました。アソシエイトよりは覚える系のものが少なかったとはいえ、一応、アプリデザインスペシャリストの出題範囲はkintoneヘルプと実際に触りながらおさらいしてから望みました。(出題範囲は試験概要をご覧ください)

アプリデザインスペシャリスト(App Design Specialist)
kintone認定 アプリデザインスペシャリストは、業務改善が必要とされる実践的なシナリオに対してkintone機能を適切に選択し構築できるスキルがあることを証明します。

何回も受けるのはイヤだったので、一発合格目指してしっかり勉強して臨みました。…が、結果は惨敗でした。問題解きながら、「これは…落ちたな……」と思いました。

敗因は普段業務で触らない領域

試験結果は合否判定と、どの分野が何パーセント解けていたか、という情報しかわかりません。ですのでどこで間違えたのかはさっぱりわからないわけですが、解いていて感じたのは、普段の業務で使っていない機能や運用について、不明瞭のまま試験を受けてしまったなという想いでした。

多分正解率が低かった領域として、

  • プロセス管理
  • グループ機能
  • 組織機能
  • 組織内部の異動対応
  • 通知機能

といった、単純なアプリの使い方、データの出し入れ、スペースの扱い、などではなく、普段で使っている部分以外のところが見事に解けなかった結果となりました。

勉強方法

上記の弱い部分を潰さなければ、試験合格はあり得ない。
でも普段の業務では絶対に使わない領域です。(弊社、利用人数少ないので使う場面が皆無なのです)

じゃあどうしたのかというと、アソシエイトのときもお世話になった開発者ライセンスです。開発者ライセンスは5アカウントまで使うことができます。なので、

  • 自分(組織A)
  • 上司(組織A)
  • 平社員(組織B)
  • Bの上司(組織B)
  • 未所属平社員

という架空のアカウントを作り、上司には「部長」という役職をつけました。
そして、3つのブラウザ(Edge、Chrome、Firefox)を駆使して疑似的に複数人で使ってる風を装ってプロセス管理や通知設定、組織移動などを試しまくりました。

色々試しました

試す場合は、サイボウズさんが用意してくれているサンプルアプリが便利です。データが入っているものだとほとんど準備することなく試すことができます。不足情報があれば自由に修正もできるのでありがたかったです。

実際に試してみて、少しでも「?」となるような動きがあればヘルプやガイドブックを見ておさらいしました。勉強アピールのためにTwitterで報告してみたり。

あと、各機能から「?」マークボタンでヘルプに飛べるようになったの、知ってましたか?
これ便利なので普段から使ってください!機能によってはガイドブックへのリンクも載ってますよ~。

あと、組織の管理についてはジョイゾーさんのブログがドンピシャでわかりやすかったです。オススメ!(ありがとうございました~(●´ω`●))

組織変更には組織の事前設定を利用しよう | キントマニア | kintone活用ブログ
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ユーザーを削除したいそんな時 | キントマニア | kintone活用ブログ
kintone(キントーン)を利用していると、利用ユーザーの追加や削除が発生します。 ライセンス契約の上限もありますので、利用ユーザー数について管理者は把握が必要です。 退職などでユーザーがkintoneの利用する必要が無くなった場合、今までそのユーザーが登録されているデータはどうなるのでしょう。 ユーザーを削除した場...

そんなこんなで地道に少しずつ勉強を重ねて、無事、アプリデザインスペシャリストに合格することができました~~(≧▽≦)

最後に

アソシエイトと違って問題集がないので勉強方法がつかみにくい試験です。他の方の勉強記でも同様の意見が多かったように思います。勉強というよりは、普段から業務改善にはどうするべきか、どうしたら効率よく回せるようになるのか、どうしたらスムーズにkintoneへ移行できるのか、などを考えておくといいのかなと思います。
それって結局、試験のためではなくて、業務改善のためになりますからね。試験勉強=業務改善のネタです。

kintoneSIGNPOSTも発表されましたので、それも考えのベースに入れておくといいのかなと思います。

kintone SIGNPOST(キントーン サインポスト)
kintone SIGNPOST(キントーン サインポスト)はkintoneを利用する上での設計・構築の勘所をまとめたコンテンツです。7つのステップごとに重要な勘所を理解し、kintoneでの継続的な業務改善にお役立てください。

私の場合は、そういう基本的な考えは割と染みついていたので、機能を知ることに重点を置いて勉強しました。万人におすすめできる勉強法ではないかもしれませんが、試験勉強(ひいてはkintoneのお勉強)のお役に立てれば幸いです。

そうそう、合格したらTwitterで報告するのを忘れずに。(褒めてもらおう!(笑))

ついでにkintone認定資格あるある。
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