kintoneにはサイボウズ公式の認定資格があります。
ご存じですか?
この資格を持っていると、公に「kintoneの知識を持っていますよ!公式に認定されてますよ!」と大声で言えるわけです。
ですが、資格なので当然試験があります。試験に合格しないと資格はもらえません。
というわけで、資格試験勉強についてまとめます。誰かの参考になれば。
試験対策本は買った方がいい
kintoneアソシエイト試験対策の参考書があります。サイボウズが出しているやつです。
そこそこなお値段しますが、無対策で受かるのは至難の業なのでできれば買った方がいいです。普通にkintone基本参考書としても優秀です。私は持ち歩くのが嫌だったので電子書籍にしました。
この参考書の何がいいというと、「練習問題がある」これに尽きます。この練習問題を解くことがまず合格への第一歩です。なぜかというと、どういう形式で問題が出るのか、どういうことをポイントに対策をすべきかがわかるからです。
例えば、回答は4項目からの選択式ですが、「正しいものを1つだけ」「間違っているものをすべて」など出題のされ方に傾向があります。これに慣れておかないと難しいと思います。
kintoneアソシエイト試験対策と言えば”前田式”
kintoneエバンジェリストの前田さんがまとめている試験対策が有名です。
詳しくは上記noteの内容を熟読していただきたいのですが、Excelを使って効率よく勉強していく方法が書かれています。こちらの方法が良かった!という声を随所で聞きます。おススメです。
ですが、私はExcelのみだとなんだかしっくりこなかったんです。というのも、私は4つの選択肢がある問題の場合、すべての選択肢について〇か×かを細かく確認しながら勉強を進めていきたかったのです。
なので、「正しいものをすべて選びなさい」の答えが「A,B」だったとして「C,D」のどこが正しくないのかを押さえていかないと次に進めない…という状態でした。
どうやって勉強しようかなぁと悩んだ結果、勉強用のkintoneアプリ+OneNoteにまとめる方法を取ることにしました。
勉強用kintoneアプリ
構成をざっと説明すると、いかの3つでできています。
章、番号、繰り返しチェック
回答用のテーブル
答えを確認する用の隠しブロック
使い方
このアプリでは回答が合ってたかどうかのチェックはしていません。選択問題なのでたまたま当たっただけということもあり得ます。そうではなくて、1つ1つの選択肢に対してきちんと納得した形で答えられるような作りにしました。
チェックボックスの
「簡単問題」は復習しなくてもいいぐらい自分の体にしみ込んでいる内容のとき。
「要注意」は何度も間違えたり理解度が足りないと感じた問題のとき。
「たぶんOK」は最初は間違えていたけど理解できた問題で、振り返り学習したい問題のとき。
そういう感じでチェックをつけています。こうすることで、一覧で絞ってまとめて復習できます。
回答テーブルは前回の回答内容も見えちゃいます。本当は見えないようにしたかったのですが、すぐ対応できなかったのと、それはそれでおもしろかったので残しました。
かくしブロックには、間違えてしまったポイントや、ヘルプや実際に動かして試してみた結果のコメントを残しています。
参考リンクは公式のヘルプページや参考にしたサイトのURLを貼りました。
…が、リンクを貼るよりも後述のOneNoteに張り付ける方法の方が、繰り返し学習には向いていましたのであまり多用はしてません。
こんな感じのアプリを使って勉強していきました。
ポイントは、4つの選択肢すべてで、確実に〇×が付けられるくらい穴をなくす、ということです。それくらいやらないと実際の試験で問題が少し変わっただけで対応できなくなってしまいます。
(これ実はウン十年前のセンター試験化学の勉強法でした。なつかしい。)
OneNote貼付け作戦
ヘルプのリンクを貼るより、気になる部分をハードコピー取って貼り付けた方が早いじゃん。と気が付いて追加した勉強法です。
手書きした方が覚えるタイプなので、そのままOneNote上に書き込んだりしています。
試験直前はこのOneNoteをひたすら見て復習しました。スマホからも確認できるので便利です。
同じようにPowerPointやExcelに貼り付ける人もいるようです。好きなツールを使うといいと思います。
2度目の受験でした
実は1度目は落ちています。前述のアソシエイト試験対策本に無料バウチャーが付いていたのですが、その期限が迫り勉強不足のまま受けた結果、見事に落ちました。
その時思ったのは、意外と制限値など覚える系の問題が出るぞ、ということでした。普段何気なく使っていると制限のことまでは気にしないことが多いです。なので試験用にしっかり覚える必要がありました。
それから、普段使わない機能のところがとことん弱いことがわかりました。当たり前ですが使ったことない機能の問題が出ると高確率で答えられません。なので、開発者ライセンスを駆使していろいろとお試しアプリを作ったりプロセス管理使ってみたり権限触りまくったりして試しました。実際に手を動かさないと覚えられない人なので少々面倒ですが結局これが一番覚えるのが速かったです。
2度目は失敗を糧にしっかりと勉強して挑みました。なんとか合格できて良かったです。
資格持ってたらいいことあるの?
最初に少し書きましたが、資格があると公に堂々と宣言できます。専用マークとか出せます。名刺につけたりブログに出したりしてもいいそうです。(私もそのうち貼り付けます…!)
あとは社内・社外の人にkintoneのことをわかっていますアピールができます。「詳しいですよ」と言うよりも「資格持ってます」の方が断然説得力ありますよね。
勉強することで全体通して知識がしっかりと身につきます。なんとなく知ってます、ではなくきちんと体系立てて理解できるところが良いです。
最後に
勉強は大変でしたが、久しぶりに試験勉強というものをしてすごく楽しかったです。
何歳になっても学びがあるのは楽しいですね。合格というプレゼントももらっちゃいました!
あと、合格しました!というつぶやきをするとめちゃくちゃ褒めてくれます。おススメ。